2018年12月16日(日)13:30-16:00に新C棟で開催されたプログラミング学習IIでは、本学大学院情報理工学研究科 情報・通信工学専攻の沼尾雅之教授に「AI, IoT, Deep Learningを理解する」というタイトルで、講義していただきました。講義では、AI, IoT, Deep Learningについて、歴史的背景をふまえて相互の関係、これからの研究に関する説明がありました。また、沼尾研究室の学部4年生が作成したロボット(上の写真中央)を見せていただき、参加した高校生は、興味深く聞き入っていました。
講演の後、に90分程度の短い時間ですが小型の教育用マイコンボード micro:bit の電通大版互換機である uec:bit を使ったプログラミングの演習を実施しました。使用したプログラミング言語は、ブロックを組み立てるようにプログラミングできる初心者向けのビジュアルプログラミング言語(Make Code for micro:bit)です。演習では、uec:bit を用いて教室内の気温と湿度、気圧を測定し、不快指数の計算と表示を行う装置を作成しました。また、不快指数の値によって表示されるマークが変化するプログラムを作成し、プログラムにおける条件分岐について学びました。
「UECスクール」に参加して高校との授業の違いを一番感じたのは、実験の際の誘導が少ないということ。高校では実験の手順から結果までがほとんどわかっていることが多いのですが、「UECスクール」では実験の手順や得られる答えについて自分たちで考える場面もたくさんありました。オープンキャンパスなどでも先輩方との交流やキャンパスの雰囲気を感じることはできますが、こうした本格的な大学の授業に近い体験をできるのは「UECスクール」ならではだと思います。また、自分と同じように電気通信大学に興味を持った高校生との交流を通じて、たくさんの刺激をもらうことができたのも良かったです。