活動報告

Activity Report

2017年度 第4回 UECスクールを実施しました

理科学実験III(化学分野)では、
「ナイロン66の合成にチャレンジ」

2018年3月27日(火)9:30-12:00に東6号館で開催された理科学実験Ⅲでは、本学の石田尚行教授による先端化学材料に関する講演「記憶する分子の作り方」を聞いてもらった後、本学の平野誉教授と菅虎雄技師の指導・準備のもと、本学の化学生命工学プログラムを専攻する学部3年生向けの専門実験の1つである、ナイロン66の合成と赤外分光分析の実験を行ってもらいました。実験では、8名の参加者が2人1組に分かれ、各組に1名ずつ配置されたティーチングアシスタント(本学の学部4年生)の補助を受けながら、実験を進めてもらいました。実験後のアンケートには、ナイロンの合成ができて、あるいは、赤外分光分析ができて良かったという感想が複数寄せられていて、実験に満足していただいたようです。

情報リテラシーIIIでは、
「コンピュータの動作原理」について学習しました

情報リテラシーIIIでは、アナログ・ディジタル, 2進法について簡単に復習してから、コンピュータとその基本的な原理について学習しました。演習では、Webブラウザ上の実習ページを使って仮想的な「小さなコンピュータ」のシミュレータを動かしてCPU動作を体験的に学びました。 後半は、総合的な演習としてJavaScript を用いた「おみくじ」のプログラム作成を体験しました。プログラミングが初めてという参加者には、やや難易度が高かったようですが、自分なりのプログラムを作成することができました。

プログラミング学習IIIでは「動かす」プログラムを体験しました

プログラミング学習IIIでは、micro:bit を使って、 外部のLED を光らせたり、サーボモーターを動かしたりすプログラムを体験しました。また、サーボモーターの演習として、連続回転をするサーボモーターを使ったバギーを動かすプログラムを作成しました。 プログラミングが初めてという人も、バギーを直進させたり回転させるプログラムを作成して、実際に動かしてみて感動した様子でした。また、複数回参加している参加者の方は、プログラミング学習IIで学習した無線通信を利用して、ひとつのmicro:bit をリモコンのように使ってバギーコントロールするプログラムを作成したりしました。

スクール参加者の感想

大学選びの参考になった静岡県在住Iさん(高校2年生)

電通大は以前から志望校の1つとして気になっていて、インターネットで「UECスクール」のことを知り、ぜひ参加したいと思いました。実際にセミナーに参加してみると、特に今教わっている知識や技術が社会でどのように活かされて、さらに今後どう発展していくかなど、高校の授業よりもさらに踏み込んだ内容でとても面白かったです。私は化学や物理、生物や地球科学、情報など理科全般が好きで、将来どの分野に進むか悩んでいます。今回、電通大では1年次に幅広い分野を学び、その後徐々に専攻を絞り込めるというお話も聞けたので、今後大学を選ぶ際の参考にもなりとても良い経験ができました。

勉強に対する意識が変わった東京都在住Mさん(高校1年生)

私は文系ですが将来は理系に進みたいと考えており、「UECスクール」は理系大学での勉強を体験できる良い機会だと思い参加しました。高校でもプログラミングなどを学びますが、あまり得意ではなく先生や友だちにすぐやり方を聞いてしまいます。しかし、今回「UECスクール」で大学の授業を体験してみて、大学では「自ら考える」ことがとても大切だと感じました。今回のセミナーでは、みんなで一つの課題に取り組むこともありましたが、誰かに任せるだけでなく自分でも考え意見を出すよう努めました。すぐにできるようにはなれないと思いますが、私の中で勉強に対する意識が変わったように感じます。

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